一夜坊主

3日ももたない。

タワーレコードに行ったらもう二度と趣味音楽とは言えんくなった。

売上ランキングの上位がジャニーズとAKBグループだけだったり

あの浜崎あゆみさんのCD売上が2,889枚だったりと

全く良い話を聞かない音楽業界ですが、CMで見かけた

秦基博さんのCDが欲しくなって、いつものようにヨドバシカメラ

行ってみた。

 

CDの売り場がこれまたジャニーズとAKBグループもしくは韓流

アイドルばっかりで、探しても探しても新譜なのに見つからない。

たまりかねて店員に聞いてみた。

「秦さんの新譜を探してるんですが・・・?」

「はい、秦基博さんの新譜ですね。少々お待ちください」

・・・・店員さんがレジらしきものをカタカタと検索

普通に「あ、こちらですね、限定版と通常版どちらにしますか?」

的な回答がくるかと思って待ってたら

「すいません今在庫を切らしておりまして、取り寄せになります」

・・・・と。

 

なにーーーー前もユーミンのベスト買うときも売り切れとったや

ないかてめーこのヨドバシさんよーCD売る気ないのかよ

このやろーが。こちとらヨドバシカメラが好きでわざわざ

電車賃だして大阪まで来て買いに来てやっとるんやろうが、

本とか文房具もここで買ってやってるのに何たる仕打ちじゃーーー

と自分勝手に腹をたてつつもしょうがないので、

近くでCD買えるとこがないかと、梅田 CDで検索してみると近く

タワーレコードがあることを発見。

 

てくてくとタワーレコードに歩いて向かいながら、

まぁあの売り場の状況みてもCDがバカ売れする時代はとっくに

終わってるし、在庫がないのも当然かー・・・とか

そろそろ本格的にamazonとか楽天とかを利用してネットで

物を買うように移行しようかなぁとか妄想してたら目的地に到着

 

エレベーターに乗ってタワーレコードのある階のボタンを押して

目的階に着いてドアが開くといきなり

んオー! んオー! んオー!

と大きな掛け声が聞こえるではありませんか。

何だ何だと思って声のするほうを見てると

タワーレコードの店舗の隅の方に小さなライブスペースがあって

そこで、アイドルがライブパフォーマンスをやってるではないか!

 

ファンの人数は大体50人ぐらいでしたが、皆さんオソロイの

Tシャツを着て、右手にはライトサーベル?らしきものを振って

応援しておりました。

 

まずその熱気に圧倒されましたねー。

日常から非日常の世界にいきなり飛び込んだ感じ。

最近良く見る異世界にいきなり飛ばされた主人公の気持ちは

こんな感じなのかしらと思うぐらいのインパクトがありました。

さらに、ステージのアイドルが、

「今から大事な告知があるので、皆さん座ってください!」

っていうと、ファンの皆様大人しく座って待っているではないか。

何て行儀がいい皆様なんだろうと微笑ましくなりました。

 

そんな感じでステージを横目で見ながら、お目当ての秦さんの

CDを探してウロウロしてたんですが、まず店舗が広いことに

ビックリ!

邦楽のスペースや、洋楽のスペースもあるし本も楽譜もあるし。

視聴スペースがあったりステージがあったり、ちょっと休憩できる

スペースもあったりでいろんな音楽にまつわるジャンルの

アイテムがところ狭しと並べてありました。

 

でも何といっても一番目をひいたのは、手書きで作られたPOPや

チラシに込められた熱いメッセージの数々ですね。

色んなアーチストの特集をやってて、このアーチストの生い立ち

や音楽性、イベントの告知やオススメの楽曲の紹介などなど

色んな情報が手書きポップに込められてました。

 

私は年にCDを数枚買うのと、年に数回好きなアーチストのライブ

に行くのと、吹奏楽を6年ぐらいやってたのと、最近ギターを

始めて挫折しそうになりながらも細々と続けてるぐらいの

音楽好きですが、本当に音楽が好きな人はこういう所に

いるんだー!ってちょっとした衝撃を受けました。

趣味音楽なんてとてもとても言えないなぁと・・・

 

最近というかちょっと前から、本とかCDとかの専門店がどんどん

なくなって大型の店舗ばっかりになってきてて、買い物に行く側

としても、複合施設でまとまってた方が買い物しやすいなぁと

思ってたんですが、こういう風に何かに特化した専門店が

むしろこの先生き残っていくんじゃないかなぁと思いました。

 

少なくとも私はヨドバシ大好き人間ですが、これから

CDを買うときはタワーレコードに買いに行くことに決めました。

 

月に一度ぐらいはタワーレコードにいって、気に入ったジャケット

のCDを衝動買いしてみたり、視聴ブースで聞いていいと思った

CDを買ってみたり、違うジャンルのCDに触手をのばしたり、

ステージでのミニライブを見に行ったりしようと思いました。

趣味音楽って言えるぐらいには音楽とかかわりたいなぁと思った

一日でした。